―では、この世界に入ったきっかけから教えて。
神崎さん　１５歳のときにスカウトされました。最初はバイト感覚でやってみようかなって。でも、周りのグラビアのコたちは、すごく意識が高かったんですね。
　そのコたちに影響されて、私も頑張ろうと思い始めたときには、もう遅かった。掲示板で叩かれていました（笑）。
最初、お母さんに言われたんです、「あんた、ネットで叩かれてるよ」って。それで知ったんですけどね（笑）。でも、ネットで叩かれてる神崎かおりと私自身が、どうしても同じに思えなくて……。どんどん大きくなっていったじゃないですか。

―ある意味、超有名人でしたからねー。ぶっちゃけ、あのイベントでの写真はどう思う？
神崎さん　自分で見ても、あれはないなーって思います（笑）。メイクさんがいなかったり、準備が不十分だったり、表情がつくれなかったり……。いろんなことが重なった結果なんですけどね。

―一度、グラドルを引退したのはなぜ？
神崎さん　何か悪いことをしたわけじゃないのに、毎日のように叩かれて……。写真だってカメラマンが「後ろに振り返って」って言ったから、言われるままポーズを取っただけなのに。つらいとか悲しいよりも、イライラが先にきちゃって、「叩いてるアナタたちのほうが絶対ブサイクだよ！」って心で叫んでいました（笑）。
　私、自分はブサイクだと思ってなかったんですよ。小さい頃から、かわいいって言われて育ってきたので（笑）。
そりゃ、モデルさんとかには負けちゃいますけどね。で、イライラが積もりに積もって、「もうやめます。私の履歴書はシュレッダーにかけてください」って事務所に電話しました。

―今後の目標は？
神崎さん　杉本彩さんみたいに、性の伝道師的な女性になれたらいいなあって思いますね。